そもそもですが、ロープワークとはなんでしょう?
ズバリ!この3つを兼ね備えたものがロープワークです。
・結びやすい
・ほどきやすい
・ほどけにくい
ほどきやすいけどほどけにくい・・・一見矛盾しているようで実は違います。
つまり、結びを解きたいときには簡単にほどけるけれど、勝手にはほどけたりしない。こんな便利な結び方なのです。
本当にそんな理想が実現するのでしょうか?
分かりやすい「ひき解け結び」で解説したいと思います。
「ひき解け結び」は左右の紐を引っ張ると結びがほどける簡単な結びです。
でも紐を引っ張るとほどける結びではありません。これは結び目を押さえて説明すると簡単です。
右側の紐を引っ張ってみると・・・
結びが解けました!
では左側はどうでしょう?
紐が絡まっている部分があって動きません!
つまり、右側の紐を引っ張ると結びがほどけるけれど、左側の紐は引っ張っても結びはほどけません。
でも両方引っ張るとほどけます。これは右側の紐を引っ張った時と同じように中の輪っかが動いていくからですね。
ロープ結びはロープの摩擦で動かないように固定されます。
どの結びにも摩擦が強くなる向き、弱くなる向きがあり、その特徴を理解することでほどけなかったり、簡単にほどけたりするというわけです。
こんな便利な結び方があるなら使わないのは勿体ないですね!
しかし、特徴があるということは、使う用途に合った特徴の結びを選んであげる必要がありますが、残念ながらロープは何結びがいいのか教えてくれません。つまり、あなたが良い結びを選んで使ってあげる必要があります。
知識として結びを覚えるのではなくて、実際に使うシーンを交えながら身体で覚えていくようにしましょう
・ロープワークを覚えるためのコツ
・ロープワークの種類