キャンプ生活の中で一番時間が長い活動は何でしょうか??
プログラムとしての認識はあまりないかもしれませんが・・答えは睡眠時間です!
だいたい22時~6時は睡眠時間に当てる方が多いと思いますが、なかなか寝ずにお喋りをしたり、脱走を企てたり;つД`)
そんな楽しい?就寝時間ですが、しっかり眠っていれば疲れは取れるのでしょうか?
時間通りに眠っていても疲れが取れない・・朝起きても気分が憂鬱・・挙句の果てには、足が上がらず何もない場所で転んでしまう・・なんてことがあるかもしれません。
今回は家で寝る場合とテントで寝る場合の違いを考えてみます。
キャンプの醍醐味でもあるテント泊!天井が近くて見慣れない光景が楽しかったり、内緒話が外に駄々洩れだったり、楽しい事が盛り沢山です。が、普段の寝床と大きく異なる事があります。それは地面の上で寝るという事です。そんなの当たり前だと思ったあなた!それは実は大間違いなのです。普段家の中で寝ている環境とは全く違う環境なのに、その違いを意識しないまま過ごしてしまっているのです。
①地面が冷たい!
極端かもしれませんが、氷の上で寝るのと同じくらい地面は冷たいものだと考えましょう。寝ている間にも体温が奪われてしまいます。家では寝る時に掛け布団が欲しくなるかもしれませんが、テント泊では敷布団に力を入れるのが正解なのです。
②快眠を邪魔するジメジメ感
キャンプの後片付けの時、テントをどけると地面の色が違ったという経験はありませんか?実は地面からくる湿気が原因で地面が濡れて色が変わってしまったのです。梅雨のジメジメで気分がイライラっとした記憶はありませんか?ジメジメの環境の中では、いくら睡眠時間を確保しても疲れは十分に取れないのです。
でも大丈夫です!
これらの問題は最近発見されたものではなく、昔から起こっていた難題です。つまり、賢い人は対策を考えて実行してきた。つまり、具体的な対策方法や、テント等の道具に対策機能が組み込まれているのです!
1 グランドシート
テントには、大きく分けて3つの部位があります。居住空間を確保する本体、屋根となるフライシート、地面の上に敷くグランドシートです。グランドシートには地面からの湿気を遮る効果や石等による傷の保護等テント内での居心地をよくしてくれる機能があります。付属品でグランドシートが無い場合は、ブルーシートを敷いた上にテントを置くことで効果を上げる事も出来ます(雨が貯まらないように本体より小さく折って敷きましょう)
2 乾燥作業
テントを地面の上に置いているだけで、地面の下から上がってくる湿気がテントの下に溜まってしまいます。そこで、テントの場所を移動させる&湿気の付いてしまったものを天日干しすることで湿気を無くすことが出来ます。この作業をキャンプでは「乾燥」といいます。テントによっては、グランドシートを取り外す事が出来るので、グランドシートを干して風通しをよくしておけば十分乾燥できます。テントだけでなく寝袋も乾燥させておくと、夜ぐっすり寝られるようになりますよ!道具のメンテナンスにもなるので良いこと尽くめなのです。
3 土台の上にテントを張る(地面から浮かせる工夫)
キャンプサイトにパレットのような木製土台が設置されているのを見た事はありませんか?地面の上にテントを置くので、地面からくる湿気を受けます。つまり、地面とテントの間に空間を作ってしまえば地面からの湿気は影響を受けなくなります!ただし一つだけ欠点が!?木の土台にはペグを打てないのです・・ペグが無くても自立出来るテントを用意しましょう!
これらの方法を組み合わせる事で、より良いキャンプ生活になります。特に長期キャンプになるほど影響が大きくなってくるので、短いキャンプでも意識付けて行い慣れておくようにしておきましょう!