私は「教育」という言葉はあまり好きではありません。
学校の授業が分かりやすい例ですが、知っている先生がまだ知らない子どもに教えてあげる上下関係がきっちり決まった形式です。
なぜ好きではないかというと、まるで教える自分が偉いかのように自分自身を勘違いしてしまった経験があるからです。
氷が溶けたら何になるでしょう?
もちろん水になりますね。難しく言うなら個体から液体に相転移するわけです。
ところがある時、氷柱が溶けて水滴が落ちるのを見ていた子どもがこう言うのです。
「氷がとけたから春が来るね」
子ども達より長く生きている分私の方が多くの事を知っているかもしれません。
でも、それに甘んじて子どもたちに「教える」教育よりも
一緒に考えて自分自身も共に学ぶ「共育」でありたいと考えます。