「この活動は安全です!」と言った人がいるとします。

果たして絶対に安全な状態!と言い切れるものはあるのでしょうか?

答えは不可能です。あるとすれば、活動をしないことです。

では絶対に安全な状態は存在しないのに安全だと言えるのは何故なのでしょうか?

「安全」=危険がない状態と考えたときに、その安全は達成されることはありません。
自分がどんなに気を付けていても、周りから襲ってくる危険があるからです。
転ばないよう慎重に歩いていても、後ろから押されたらこけてしまいます。

ではどう考えるかというと、
「安全」=危険が管理された状態 と考えます。
簡単に言うと、起こりうる全ての危険に対処がされている状態です。
走って転んだとしても、起き上がれればいいのです。
また転んだことによって、本人も転びにくい走り方を探っていけるのです。
ただし、転んだ時の傷口が膿むようなことにならないように正しく対応する。これが出来ていれば転んだとしても「安全」だと言えるでしょう。

どんな活動であったとしても、危険が放置された状態になることは許されません。
これが出来ないのであれば(危険を伴うままであれば)、活動を自粛するべきでしょう。
何もなかったとしても、それは「運」が良かっただけですね。

考え始めると色々とありすぎで億劫になるかもしれません。
でも、この活動の先に見えてくる景色を知っているあなたなら、
起こってしまった時の悲劇の想像にも
十分な対策でもって打ち勝つことが出来るでしょう。

家を出発して、怪我なく家に戻ってくる。
当たり前が当たり前でいられるように努力していきましょう!